
こんにちは!やましー@データ活用クラウドエンジニア(@yamashi18041)です!
今日は、これからクラウド技術を身に着けたいと思っているけど、どのクラウドから勉強を始めたらいいかわからない方に向けてAzureの良さを紹介したいと思います。
新しい技術を身に着ける際に気になるは、その技術が将来廃れないか?その技術を持つエンジニアとして市場価値を高められるのか?また、技術の習得が容易なのか?そのような点が気になるかと思いますのでそのような疑問の解消をゴールに記事を書いてみたいと思います。
私は一年前からクラウドを扱う仕事をはじめました。
そこで初めて触ったのがMicrosoft のクラウドサービスであるAzureでした。
一年たって振り返ってみても初めて扱ったクラウドがAzureでよかったと思いましたので、いいかわからないおすすめポイントを解説してみたいと思います。
ちなみに私はAzure以外のクラウドはまだまだ扱ったことがないのでその操作性などの比較はしません。というかできません。
なので完全にAzure本位でその良さを解説してみたいと思います。
Azureをお勧めする5つの理由
私がAzureをお勧めする理由が以下の5つです
- 世界第二位の市場シェアとその伸び率が半端ない
- 米国の流通小売りはAWSを使わないと宣言
- マルチクラウド化が今後のトレンド
- Windows等Microsoft製品との相性が良い
- 日本語の教育コンテンツが豊富
世界第二位の市場シェアとその伸び率が半端ない

Synergy Research Groupの発表によればクラウド市場の世界シェアはAWSが2位のAzureを大きく引き離して首位ですね。
ですので、初めて扱うクラウドとしてAWSを選定するのもありです。
ここで注目してほしいのは、Microsoft Azureの伸び率です。
ここ数年AWSは市場の首位をキープしているものの微減。それに比べAzureは3年前に比べ2倍となっているのが分かります。
その理由として2014年、アメリカ本社のCEOが3代目のサティア・ナデラ氏 となり、これまでソフトウェアライセンスを販売するクローズド戦略であったものをオープン戦略に方向転換し、クラウド事業に力を入れ始めたことだと思います。
日本のシェアについても Synergy Research Group 「Chinese Companies Control Local Public Cloud Market; AWS and Microsoft Lead in Rest of APAC」(2020年3月27日) の発表によると、一位と二位はAWSとAzureとなっています。

これからますます需要が高くなるであろうAzureをキャリアパスとして選定するのは非常に理にかなっているのではないでしょうか。
米国の流通小売りはAWSを使わないと宣言

市場シェアにも絡むのですが、米国の流通小売の大手ウォルマートやクローガーはAWSは使わずMicrosoft Azureを使う事を表明しています。
米国の流通業では売上高ランキングの1位と2位、6位がクラウド利用に関してマイクロソフトと戦略提携を結んだ。1位の米ウォルマート(Walmart)は2018年7月に、2位の米クローガー(Kroger)と6位の米ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(Walgreens Boots Alliance)は2019年1月に、それぞれ発表した。
出典: 日経クロステック「アマゾンの脅威が招く脱AWS、マイクロソフトに追い風」
その理由として、AmazonはAWSで上げた利益の再投資先をAmazonに回しており、AWSを使うということはライバルのAmazonに貢献することになるため、結果的に自分の首を絞めてしまうということに気が付き始めたようです。
マルチクラウド化が今後のトレンド

以前こんなtweetをしましたが、歴史から見てもマルチクラウドは時代のトレンドとして、今後ますます流行っていくものだと思います。
マルチクラウド化していくことで、AWSを採用している企業がAzureを採用する可能性が大いにあります。
マルチクラウド化する主な理由としてはクラウドの障害復旧や災害復旧の観点で、マルチクラウドとしておくことで、システムが完全に停止するリスクを小さくすることができます。
また、クラウドプロバイダーごとの強みをうまくシステムに取り入れることで競争優位性を高めることにもつながります。
ただしマルチクラウドとした場合のデメリットとしては圧倒的に管理が面倒くさくなることが考えられます。
Azureではマルチクラウド化の流れを見込みすでにマルチクラウド管理を行うためのサービスAzure Arcを発表しています。
このようにAWSが市場のトップですがマルチクラウド化の流れによりそのAzureが双璧をなすことも十分に考えられると思います。
Windows等Microsoft製品との相性が良い

Microsoftと言えばWindows OSやOfficeを思い浮かべる人は少なくないと思います。
やはり現在も多くの企業で使用するOSはWindowsが多いですし、Microsoft OfficeやOffice 365使っていると思います。
さらにユーザやPCを管理するためにActive Directoryを採用しているかと思います。
Azure ADはオンプレミスのActive DirectoryのIDやOffice 365のIDを統合して使うことも容易で、そういった背景があるので、クラウドにシステムを載せる場合の候補としてAzureを選定するのは自然な流れになります。
また費用についても以下の通りMicrosoft製品を使う場合にはAWSと比べて安くなります。
比較: Azure と AWS
Windows Server と SQL Server 向けでは、AWS は Azure と比べて 5 倍のコストがかかります。
出典: Microsoft Azure「比較: Azure と AWS」
Azure は、相当するサービスの価格を AWS の価格に合わせます。
このように、クラウド環境としてAzureを選定する企業が増えることで必然的にAzureを扱うエンジニアの需要が上がってくことは明白だと思います。
日本語の教育コンテンツが豊富
Azureは独学するためのコンテンツが豊富です。
以下の2つを紹介したいと思います。
- Microsoft Learn
- リファレンスアーキテクチャ
Microsoft Learn
まずご紹介したいのがMicrosoft Learnです。
Microsoft LearnとはMicrosoftが運営する学習サイトで、Azureに限らずMicrosoft製品について触って学べる学習環境を無料で提供しているサービスです。ラーニングパスが設けられており、最短で学習できるように設計されています。
以前、Microsoft Learnについての記事を書いたの併せてご覧いただければと思います
リファレンスアーキテクチャ

中級者以上の方に向けてリファレンスアーキテクチャなるものが公開されています。
これはAzureの各サービスをどのように組み合わせてシステムを作るのがよいかそのベストプラクティスが公開されています。
必ず目を通した方がよいと思います。

まとめ
初めてクラウド技術を身に着ける時にAzureをおすすめする理由を解説してみました。その五つの理由としては以下の5つでした。
- 世界第二位の市場シェアとその伸び率が半端ない
- 米国の流通小売りはAWSを使わないと宣言
- マルチクラウド化が今後のトレンド
- Windows等Microsoft製品との相性が良い
- 日本語の教育コンテンツが豊富
ということで、Microsoft Azureとは仲良くしておいて損はない。そんなお話でした。
最後までご覧いただきありがとうございました。
以上、やましー@データ活用クラウドエンジニア(@yamashi18041)でした。